通信制課程では年に一度、野外活動や特別活動の時間の中で宿泊研修を実施しています。この研修では、集団行動・班行動を通じて集団生活の規則や規律、並びに協調性を学び、今後の社会生活を送る上での基礎を確立することが大きな目的となっています。本年度は、本校では初めての軽井沢で行う自然体験研修を、９月１１日～１３日の二泊三日で行いました。

軽井沢独特の冷涼な夏の気候、排水のよい高燥な大地、豊富な森林地帯など豊かな自然の中で、班ごとの旧軽井沢、タリアセン、鬼押し出し園の散策などの体験活動を通じ、自然環境に対する知識や保護活動への自主性を育みました。

富岡製糸場の訪問や鹿島の森での昼食などを通じて、人々が培い守ってきた歴史的背景を学びました。

宿泊施設はホテル軽井沢1130でしたが、宴会場を借り、一般の方と変わらない豪華なビュッフェでの朝食、夕食があり、部屋も非常に広く、仲間との思い出を作ることができました。

日々のしがらみや個人が抱える大きな問題から離れ、規律ある集団行動の中で友人や先輩、後輩と、レクリエーションなどで交流を図り、自己を見つめなおす良い研修となりました。また、旅行会社並びに宿泊施設の担当者を始め、関わっていただいた多くの方々から生徒たちの立ち振る舞いに対しお褒めの言葉をいただき、確かな社会性が身についていると感じました。

様々な事情がある中、生徒たちは要所で教員の予想を超える成果を挙げてくれました。この研修で生徒が学んだ様々なことは、今後の生活の糧になることを願っています。